米国の調査会社BCC Researchの発行する最新の英文調査報告書「High-Performance Ceramic Coatings: Markets and Technologies」によると、北アメリカの高機能セラミックコート市場は2006年に13億米ドルとなり、2007年には14億近く、2012年までに19億米ドルに拡大すると予測されています。今後5年にわたりCAGR6%の成長率と見込まれています。
同市場は溶射、物理的気相成長法(PVD)、化学的気相成長法(CVD)、およびその他の技術に分類されます。溶射用コーティングが、市場売上の約65%を占めています。それに続くのがCVDで2006年の市場シェアは16%近くとなりました。しかしこの割合は2012年までにわずかに減少し、14%になると予測されています。
第3位となる技術セグメントはPVDで、その市場シェアは2006年から2012年にかけて12%強の割合で着実に拡大すると見込まれています。スプレーイング、ディッピング、ゾルゲル、微細酸化、レーザー技術など他のコーティング技術は2006年の7%から2012年には9%になるなど、市場シェアでは最大の成長率となります。
高機能セラミックコート市場は成熟していますが、既存の用途のみならず幅広い応用が考えられており、新興のコーティング技術が継続的に開発され、材料組成も増えることで、同業界は今なお拡ョしています。
北アメリカにはコーティング製品を取り扱うサプライヤー、溶射、PVD、CVDシステムのサプライヤー、コーティングサービスを提供する100以上ものジョブショップなどがあり、また航空会社や軍事施設をはじめとして、およそ25の企業や機関が独自のコーティング設備をもっています。さらに、政府機関、民間企業を含め多くの企業や組織が新たなセラミックコートの研究開発や試験に携わっています。
2012年までのコーティング技術別北アメリカ高機能セラミックコート市場(単位:百万ドル)
| コーティング技術 | 2006 | 2007 | 2012 | CAGR% (2007-2012) |
| 溶射 | 857.8 | 908.3 | 1,210.2 | 5.9 |
| PVD | 161.0 | 169.3 | 227.4 | 6.1 |
| CVD | 206.1 | 214.3 | 261.2 | 4.0 |
| その他* | 94.6 | 104.3 | 173.2 | 10.7 |
| 合計 | 1,319.5 | 1,396.2 | 1,872.0 | 6.0 |
* スプレーイング/ディッピング、ゾルゲル、微細参加、レーザー技術などを含む。
情報源: BCC Research
2006年から2012年にかけての北アメリカ高機能セラミックコート技術市場シェア(市場全体に占める割合)

情報源: BCC Research