米国の調査会社BCC Researchが発行した調査報告書「Biomarkers: The Expanding Global Market」によると、世界におけるバイオマーカー市場は、2007年には56億米ドル規模となり、その後、年率平均(CAGR)18%程度で成長し、2012年までには128億米ドル規模となると予測されています。
同市場は、バイオマーカー探索、臨床試験、分子診断といったアプリケーションに分類されます。この中で、創薬、医薬品開発の臨床前研究、診断研究アプリケーション向けのバイオマーカー探索技術は、2007年における総市場の47.9%を占め、その後、CAGR16.9%で成長し、2012年には60億米ドルをやや下回る程度の規模となる見込みです。
分子診断アプリケーション向けバイオマーカー市場は、2007年に23億米ドル規模となり、その後、CAGR17.5%で成長し、2012年には52億米ドルに到達する見込みです。
臨床試験アプリケーションにおける収益は、2007年に6億1200万米ドル規模となり、その後、CAGR23.5%で成長し、2012年には18億米ドルに到達する見込みです。官民の連携、および米国FDAのCritical Path Initiative(CPI)が臨床試験における潜在的代理エンドポイントとしての分子マーカーと画像バイオマーカーの導入を後押ししています。今後の3年から7年間においては、癌治療分野におけるバイオマーカーの利用が最優先となり、その後に心血管、中枢神経系アプリケーションが続くと予測されます。
メタボロミクス、バイオインフォマティクス、およびトランスクリプトミクスとゲノミクスの組み合わせソリューションが最も影響力のある技術推進力になると思われます。これらの技術に続くのが質量分析で、この技術がタンパク質バイオマーカーの研究を促進する役割を担うものと期待されています。
2012年までの世界のバイオマーカー市場:セグメント別収益予測

Source: BCC Research