従来の抗生物質への耐性が向上し毒性が低下したことで、抗体製品は感染の治療と予防に新たなアプローチを提示しています。数社が様々な感染病のための劍体薬を開発中ですが、コストや複雑な製造法、投与法の問題で治療での利用には制限がでると考えられています。英国の市場調査会社Datamonitorの新しい報告書 "Stakeholder Opinions: Biologics in Infectious Diseases - Well defined target populations are key to commercial success" によると、アンメットニーズの高さや特定のターゲットグループが同市場に投資する企業の商業的成功の鍵となるだろうと予測されています。
技術の進歩と従来の抗感染薬への耐性改善によって、抗体薬開発に大きな関心が寄せられるようになりました。
『歴史的に、血清由来の抗体治療は幅広い感染病治療に用いられてきましたが、抗感染薬の安全性の問題や供給力の増加によって抗体治療は過去50年の間にゆっくりと減少していきました。しかし技術の進歩によって製造コストと認容性が向上し、感染病の予防や治療のための抗体薬の開発が新たに注目されるようになりました。例えば完全なるヒトの抗体試薬では従来のヒトまたは動物由来の血清療法による毒性がありません。』と、Datamonitorの感染病アナリストMansi Shahは語っています。
薬剤耐性のある微生物が次第に蔓延したことに伴う古い病原体の再登場と新たな病原体の登場によって、既存の治療法の効果が危険にさらされています。さらに、免疫不全の患者の感染防止と治療の難しさから、補助的な免疫療法のニーズが注目されてきました。