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2007/07/23


米国におけるナノテクノロジーを利用した医療品への需要は年率17%以上増加の見込み


米国調査会社、The Freedonia Group の報告書 「Nanotechnology in Healthcare to 2011(医療分野におけるナノテクノロジー)」では医療分野におけるナノテクノロジーに関する2001年から2006年までの需要データと2021年までの予測、市場環境と市場シェア、および主要企業のプロファイルなどがまとめられています。

当報告書によるとナノテクノロジーを利用した医療品への需要は年率17%以上増加し、2011年には530億米ドルになると予測されています。その後も、新たなナノ医療やナノ診断、ナノテクノロジーをベースとしたメディカルサプライや医療機器が米国市場に流入し、2016年には1,100億米ドル以上に需要を押し上げると見込まれています。

多くの病状に対する新たな治療法あるいは治療法の改善へのニーズの高まりが、医薬品に対するさらなるナノテクノロジーの導入を促進します。ナノ医療市場は全体的に長期にわたって大幅な拡大を遂げる見込みです。ヒトモノクローナル抗体、ナノポリマー、ナノプロテインなどによる治療が収益をあげ、癌や心臓病、神経疾患、ウイルス感染向けの化合物が新製品の導入と成長機会につながっています。

ナノテクノロジーの進化は医療診断装置の品質と性能の大きな改善にも貢献するでしょう。ナノサイズのモノクローナル抗体ラベルとDNAプローブによって体外診断試験、創薬、医療研究手法の速度と精度、能力、および費用対効果が大幅に向上します。超常磁性の酸化鉄、ガドリニウム、ペルフルオロカーボンおよび特殊ポリマーなどのナノ粒子を調合することにより、体内画像診断能力が向上します。複数の医療用品や医療装置がナノテクノロジーの主な用途となるでしょう。

ナノマテリアルはすでに、火傷の際の被覆剤や骨セメント、代用骨、歯の修復、保存製品などの活性成分として大きな需要を得ています。ナノテクノロジーの医療分野における最大かつ短期的な成果は、癌と中枢神経系疾患の治療と診断において達成されます。次第に外傷ばかりではなく他の多くの病気においても、ナノテクノロジー製品を用いた治療、検知が日常のものとなるでしょう。

2016年までにはナノインプラントが整形外科処置に広く採用され、組織やニューロンの再生に実験的に用いられるようになります。2021年までにはナノテクノロジーはほとんどの重症や慢性疾患に応用されるようになります。さらに、モノクローナル抗体やナノマテリアルワクチンの開発や、規模は小さくとも放出制御型の栄養補給分野でも、大規模な予防医学市場を創出するでしょう。

詳細

[英文調査報告書]
医療分野におけるナノテクノロジー
Nanotechnology in Healthcare to 2011

商品コード : 49304
出版日 : 2007/02
出版社 : The Freedonia Group