不織布の需要は、ろ過、建設、ワイプクロスといった主要市場での健全な成長により、年平均で4.5%増加し、2011年には、58億ドルとなる見込みです。 更なる成長は、新技術により不織布材料の機能性が向上した結果、産業用ワイプクロス、ルーフィング・メンブレンなどの様々なアプリケーションにおいて市場普及が拡大したことによるものです。 しかしながら、この成長は、消費者市場における激しい価格競争によって制限されることになります。 不織布材料を使用する製造業者は、製品への使用量を抑えることにより、コストを削減しようと試みています。 こうした予測、およびその他の動向については、クリーブランドに本社を置く産業市場調査会社 "The Freedonia Group, Inc." が出版した最新調査報告書 "Nonwovens" に記述されています。
スパンボンド不織布は、2011年の不織布市場における生産量のおよそ半分を占めるでしょう。 これは、乳幼児用おむつなど主要市場で利用される材料という点に負うところが多いでしょう。 スパンボンド不織布市場は、性能上の利点、新規アプリケーション開拓、スパンボンド・ウェブを使用した複合不織布に対する需要の高まりなどによって成長していきます。カーディングおよび湿式不織布市場の成長は鈍いものの、一部の製品セグメントでは前途が有望です。
使い捨て製品市場では、引き続き消費財部門が不織布売上における最大のシェアを占めますが、乳幼児用おむつや女性用生理用品市場の成長の伸び悩みによって成長が抑制されます。 この消費財市場における不活発な状態は、特に米国人口の高齢化による成人用失禁ケア用品市場の成長によって、いくらか相殺されます。 ろ過市場における需要は最も急速な増加を見せ、引き続き、紙、織物といった他の材料から市場シェアを奪うことになります。
非使い捨て製品は、2006年における不織布売上の約3分の1で、使い捨て製品よりも遅いペースで成長します。 しかしながら、最大の非使い捨て製品市場である建設部門は、非住居用建設分野での力強い成長によって平均を超える成長率を示します。 農業などの小規模市場においても、不織布製品の新規アプリケーションが引き続き開拓されることによって、好調な成長を見せます。 しかし、生産拠点が米国から海外に移行することに伴う衣料品分野の減速や、家具部門での弱含みの予測は非使い捨て製品セグメント全体の成長を制限します。
NONWOVEN FABRIC DEMAND (million dollars)
| Item | 2001 | 2006 | 2011 | % Annual Growth |
| 2001-2006 | 2006-2011 |
| Nonwoven Fabric Demand | 3655 | 4685 | 5830 | 5.1 | 4.5 |
| Disposables: | 2375 | 3180 | 3990 | 6.0 | 4.6 |
| Consumer | 895 | 1135 | 1360 | 4.9 | 3.7 |
| Filtration | 495 | 780 | 1050 | 9.5 | 6.1 |
| Medical & Other | 985 | 1265 | 1580 | 5.1 | 4.5 |
| Nondisposables: | 1280 | 1505 | 1840 | 3.3 | 4.1 |
| Construction | 260 | 315 | 430 | 3.9 | 6.4 |
| Electrical & Other | 1020 | 1190 | 1410 | 3.1 | 3.5 |
© 2007 by The Freedonia Group, Inc.