高齢化や自己治療への関心の高まり、入手やアクセスしやすくなったことなどにより、OTC医薬品の売上が増加しています。世界市場は2007年に684億米ドルとなり、2005年以降CAGR3.9%の成長率となっています。ライフサイエンス市場の調査を専門とする調査会社Kalorama Informationによる新たな報告書 ”World OTC Pharmaceutical Markets: Self-Medication, Developing and Petro-Rich Economies, BTC and Other Growth Trends” によると、同市場は2012年までCAGR4.3%を超えると予測されています。
医療費が高騰し、莫大な保険未加入者がいるなか、OTC医薬品の選択肢は広がっており、消費者は次第に自己治療に積極的になっています。OTC医薬品の購入もさらに便利になり、医者の診察を受けないことで節約にもなっています。事実、最近の調査で、消費者の最大4割が医師の処方を受けず、OTC薬で代用していることが分かりました。つまるところ、OTC医薬品を購入することによって米国消費者は年間およそ150億米ドルの節約をすることができるのです。
OTC薬の売上は、米国や英国をはじめとした世界の主要地域における医薬品売上の8〜30%を占めています。2007年、米国では7.7%、英国では15.8%を占めました。また、インドや中国といった発展途上地域においてもOTC薬の売上割合が高くなっています。