社会の高齢化が加速する西洋諸国において、医療・製薬業界は高齢者に多く見られる病気に強い関心を寄せています。神経系疾患の代表とも言えるアルツハイマー病については、2000年半ばまでには米国だけで900万人の患者が発生すると予測されています。そのため、増大する治療費を抑え、高齢者の自立した生活を維持するために、効果的な治療方法の開発が強く望まれているのです。
主に1990年代に神経系疾患の研究が進められ、新しい治療方法について様々な取り組みがなされてきました。そして現在、神経系疾患の進行を抑え、さらにはその多くの症状の進行を完全に停止させるまでの治療が可能になりつつあります。
2000年6月にAdvanceTech Monitor社から発行されました"Novel Approaches to Neurodegenerative Disorders"は、神経系疾患に関する研究、診断、治療についての現在の状況を客観的に分析しています。当報告書は約400ページから構成され、100社以上のプロフィールも掲載しております。バイオテクノロジーや医療機器関連の各企業でマーケティングやR&Dを担当されている方々にとって、当報告書は格好の情報源となることでしょう。
- 1 概要
- 2 産業を取り巻く状況
- 社会的影響
- 高齢化に伴う患者数の増加
- 医療ニーズの実現状況
- 理想的治療
- 神経系疾患への理解の高まり
- ゲノムの活用
- 各疾患における共通経路と技術
- 症状改善の影響
- 3 治療技術
- 原因の究明
- 酸化説
- ミトコンドリア
- 誘発性下垂症説
- 血管説
- 有毒蛋白質説
- 免疫・炎症説
- 刺激毒性とNMDA受容体
- 金属
- 新たな治療対象と鉛化合物
- 遺伝子治療
- 治療のための外科モデル
- 神経薬理ゲノム科学
- 細胞療法
- 結合化学と審査分析評価
- 血液脳関門
- 血液脳関門の役割
- 薬剤と鉛に対する脳の選別機能の限界
- インヴィトロ検査
- 情報化学的取り組み
- 血液脳関門の透過性
- 薬剤注入方法
- インヴィヴォとインヴィトロ
- 代替治療
- 病状把握
- 4 臨床的応用と医療のトレンド
- 現在の診断と治療
- ALS
- アルツハイマー病
- ハンティングトン舞踏病
- パーキンソン病
- 発作
- トラウマ
- 共通経路と共通治療
- 臨床調査の限界
- 将来予測
- 治療における戦略と各種薬剤
- 5 市場分析
- 第三機関とその影響
- 疾患別の市場分類
- 法規制
- 神経薬理ゲノム科学の影響と経済
- 商用化戦略
- 市場予測
- 診断が市場に及ぼす影響
- 各治療・診断に伴う障害
- 胎細胞移植
- 遺伝子治療
- 遺伝子検査
- 薬剤ゲノムプロファイル
- 代替治療
- 外科手術と医療機器
- ニュートラシューティカルとフィトシューティカル
- 6 企業プロフィール
- 7 参考書籍目録