アテローム性動脈硬化症や血栓症の発病学において、炎症の役割が注目され始め、C-反応性タンパク質(CRP)は冠状動脈疾病のマーカーとして見直されてきております。2003年1月、AHA/CDCは、心臓・血管が中程度のリスク状態にあると考えられる患者の診断に利用されるhs(高感度)-CRP試験に対するリコメンデーションを発表しました。
多様な市場セクターの調査分析を専門とする英国の調査会社 Datamonitor Corporation(本社: ロンドン)では、AHA/CDCによる新ガイドライン発表後のC-反応性タンパク質試験の市場を詳細に調査し体系的にまとめた報告書 "Testing for C-reactive Protein - Impact of New AHA/CDC Guidelines"を発行致しました。
当報告書は、CRP試験の利用やAHA/CDCリコメンデーションに関する最近の議論、同リコメンデーションやCRP試験に関する臨床データ、循環器系疾病における炎症の役割の証拠調査結果などの情報を提供、また、AHA/CDC新ガイドラインやCRP試験利用増大などの市場への影響も分析しており、全体の概略構成は下記のようになっております。
1.市場のトレンドと牽引要因
2.心臓・血管リスクマーカーとしてのC-反応性タンパク質
- アテローム性動脈硬化症、心臓・血管疾病における炎症の役割調査
3.心臓・血管炎症の測度としてのCRP
- CRPがいかにして心臓・血管炎症マーカーとして利用されるようになったか?
- アテローム性動脈硬化症、誘引される心臓・血管疾病リスクの発見に果たした役割
4. 臨床試験と研究
- 心臓・血管リスクマーカーとしてのCRPの役割評価に関係した臨床試験と研究サマリー
- 医薬に対する影響
5. 利用可能な臨床試験データの限度
6. 市場とCRP
- 心臓・血管疾病におけるCRP試験利用に関するAHA/CDCガイドライン概要
- 心臓・血管治療市場に与えるAHA/CDCガイドラインの影響
- 一次予防・二次予防と潜在患者数
- 急性心臓・血管疾病治療への影響
- 将来必要となる研究領域
- CRP試験が及ぼす新薬開発への影響
- CRP試験の利用増加が創出する市場機会の特定