通常のサイトカイン治療に反応する腎細胞癌(RCC:Renal Cell Carcinoma) は約20パーセントに留まり、即ち現状では約8割のRCC
患者が有効な治療を受けられずにいるという状態です。更には、ステージ1からステージ3の患者の約半数がこの病気を再発しており、RCC
の治療には大きなビジネスの機会が存在します。
多様な市場セクターの調査分析を専門とする英国の調査会社 Datamonitor Corporation(本社:
ロンドン)では、RCCについての調査分析を行い、まとめた報告書 "Stakeholder Opinions: Renal Cell
Carcinoma - Novel Targeted Treatments to Fill the Void" を発行いたしました。
当報告書では、患者個人ごとの治療により生物指標的な特定を行い、使用薬品の新しい選定方法についてまとめられています。NexavarとSutentはこの分野について業界の第一人者であり、2010年の売り上げはNexavar で 1億2200万米ドル、Sutentで 1億7900万米ドルに上ると予想されています。
第1章 エグゼクティブサマリー
第2章 病気の概要
- 腎臓腫瘍の85パーセントは腎細胞癌
- RCC: 腎臓管疾病の異種グループ
- RCCの亜種が病気の経過と治療の枠組みを決める
- 少なくとも5つの遺伝病がRCCと関係する
- RCC細胞が低酸素血症関連の遺伝子の発現を引き起こすと考えられている
- 自然発生的なRCCの軽減は免疫ベースで起こるものだと言われ、免疫療法の根拠となっている
- RCCの亜種はそれぞれ独自の疫学上の特性を持つ
- 多くのリスク要素がRCCと結びついている
- RCCには自覚症状がなく、発見は比較的難しい
- RCCの約40パーセントは偶然に発見されている
- TNMステージングシステムがRCCには広く使われている
- 転移RCCの病後経過の見通しの信用性は非常に低い
- 腫瘍ステージ、核グレードとパフォーマンスステータスが、現状では最も信頼性の高い病後経過見通しとなっている
- RCCステージングと予知の為の分子構造マーカーの使用
第3章 現状の治療論争
- ステージ1〜3RCCは類似の治療理論を継承
- 個人化されるRCC治療アプローチ
- 免疫療法:標準の転移RCCの全身治療はおざなりに許可されている
- アジュバント免疫 - 化学療法が生存率や疾病減少率の改善に失敗
- 同種異系末梢 - 血管 - RCC 患者の長期生存率を改善する為に発見された細胞移植
第4章 RCCの満たされぬニーズ
- RCC患者はふさわしい待遇と処置を受けていない
- わずかなカイトサイン反応が市場での機会を提供する
- 大きな満たされぬニーズは、病気の安定化を含むいかなる生存率の改善も薬剤師に歓迎される
- カイトサインの毒性は大多数のRCC患者に治療を不適切なものにする
- アジュバント治療の不足は大きな市場機会を与える
- ステージ3の患者は斬新な治療の理想的な対象
- RCC亜種のクリアではない細胞は将来の治療の対象となるべきである
- 対象を絞った新しい治療により、望ましいカイトサイン治療の期間と役割はより明確にされるべきである
第5章 主要新規参入者による市場への影響
- Bayer/Onyx's Nexavar(sorafanib)のEMEAでの承認は保留
- PfizerのSutent(sunitinib)はNexavarに傾斜
- RCC専門医師はSutentの目標達成度はNexavarのものよりも高いという見解を示す
- 医師はSutentとNexavarは異なる毒性プロファイルを持つことを認める
- SutentとNexavarの区別は、Phase3 のデータがない為に医師にとって難しいものとなっている
- Genentech/RocheのAvasin(bevacizumab):FDAに初めて認証されたVEGF抑制剤
- PfizerのAG-013736はRCC開発の上で保留
- 4つの主要な新規参入者の臨床実験データの要約
- 4つの主要なRCC市場新規参入者のデータの評価
第6章 RCCパイプラインの繁忙
第7章 主要オピニオンリーダーの記録
付録