送電事業において、混雑解消のための管理が最も重要な事項のひとつとなっています。ベルギーやオランダ、英国では、電力の輸出入を同期化することで送電線混雑の解消に取り組んでいます。
多様な市場セクターの調査分析を専門とする英国の調査会社 Datamonitor
Corporation(本社:ロンドン)では、欧州における送電網開発動向について調査分析し、予測をまとめた報告書 "The
Status of Power TSO Development in Europe" を発行いたしました。
当報告書では、欧州の送電網市場概要とEUの関連法規制と政策動向、主な欧州市場における開発動向、収益性などについて分析し、概略下記の構成でお届けいたします。
Datamonitorの見解
分析
- 送電システムは依然として国別の管理ではあるものの、地域をまたいだ協力体制が強化されている
- ネットワークの混雑解消は送電事業者が直面する最も重要な案件のひとつ
- グリッド相互接続システムにより混雑管理を強化している
- 送電事業者間の連携が高まっているが、依然として個別の事業である
- 北欧地域では高レベルのネットワーク整合を達成した
- 縦割りユーティリティ事業ではネットワーク資産を売却するための取組みが行なわれない
- 送電事業の子会社が高収益を上げていることにより、縦割りユーティリティ事業者が売却に難色を示している
- 所有権の分離はドイツやオーストリアの縦割りユーティリティ事業者に大きな影響を及ぼすだろう
- 米国では独立した送電事業者が地域の送電事業者を合併した
- 地域の送電事業者モデルは市場全体の自由化と合致
- EU規制はああるものの送電事業の独立は未解決
- EUのエネルギー政策ではグリッドネットワークを開放し競合をさせようとしている
- EU規制は一貫して電気ネットワークの競合を刺激している
- 構造的ネットワークの分離はグリッドネットワーク改革の重要部分
- 所有権の完全な分離は欧州ではすでに普通のことである
- 送電システムは欧州の電力市場の自由化を達成する上での鍵となっている
- 送電事業者は電力の受給関係
- 欧州における所有権とグリッドネットワークの管理は国によって様々
- 縦割りユーティリティに属する送電事業者は組織化された電力卸売市場では役割をもたない
- 規制当局が送電事業者の関税を規制するために導入したモデルはほとんど統一されていない
付録