年金制度の崩壊により35歳以下の若者の負担が増加する中、若者は定年退職後に備え自分自身で貯蓄する必要があるにもかかわらず、実際にはほとんど準備をしていないというのが現状です。
当報告書では、定年退職後の貯蓄に関する若者の姿勢を分析し、Datamonitorの消費者メガトレンドモデルを使用し、年金市場における現在のターゲティングとのギャップを明らかにし、概略下記の構成で取り上げております。
第1章 概要
第2章 エグゼクティブサマリー
- 35歳以下の世代は借金をしてでも貯金する必要がある
- 第1の柱の負担は今後20年間増加の見込み
- 若者の多くは年金商品を持っていない
- 金融サービス企業は若い顧客を無視している
- アドバイザーも若者の顧客を積極的にターゲットにしてはいないが将来的に重要であることは認めている
- メガトレンドの枠組みの中でマーケティングで新しいアイデアを出せる
- Datamonitorのメガトレンドの枠組みは、10の主要な顧客動向で構成
第3章 若者と貯蓄の関係
- 35歳以下の世代は借金をしてでも貯金する必要がある
- 年金の第1の柱が切迫した状況
- 労働者の高齢化により若者に退職者を援助する圧力がかかる
- 第1の柱の負担は今後20年間増加の見込み
- 若者はすでに崩壊している国家制度が面倒を見てくれるものと決め込み、将来への貯蓄をしていない
- 若者は貯蓄がないだけでなく負債も増加しており、低貯蓄と債務急増の連鎖に
- 若者の多くは年金商品を持っていない
- 若者は定年退職後の資金積み立てについて早く考え始める必要がある
- 定年退職後の積み立てをしている若者も、十分ではない
- 若者の意識を変えるのは政府と業界の責任
- 若者には負債に頼らずにすむよう金融教育が必要
- 一般的に35歳以下の世代は適切な金融教育とスキルが不足
- パーソナルファイナンスを学校での必修科目に
- 若者に金融知識を教育するウェブサイトが多く立ち上げられている
- 政府の改革により個人が定年退職後の貯蓄をするようになる
- すべての雇用者に個人年金拠出金を支払う義務を負わせることを提案
- 2046年までに年金開始年齢が65歳から68歳に引き上げに
- 年金企業は35歳以下世代の長期的ニーズをターゲットにしていない
- 金融サービス産業は、集団的で豊富な若者市場に進出する機会を見失っている
- アドバイザーも若者の顧客を積極的にターゲットにしてはいないが将来的に重要であることは認めている
- 銀行はその他の市場分野で35歳以下をターゲットにしているが、長期的商品の提供は不足している
- NatWestでは、若者の金融管理に際して対面で支援を行っている
- Lloyds TSBは革新的な方法で個人の小額貯蓄の開始を勧めている
- Haifaxでは若者を銀行サービスに呼び込むため2007年からラジオでのマーケティングを試みている
第4章 35歳以下を対象とした年金商品のマーケティング
- 金融サービス企業は若い顧客を無視している
- メガトレンドの枠組みの中でマーケティングで新しいアイデアを出せる
- Datamonitorのメガトレンドの枠組みは、10の主要な顧客動向で構成
- 若者は、利便性、顧客としてのつながりを優先
- 利便性
- 若者は余暇を増やすため、有効な経験の購入を求めるようになってきている
- 健康
- 安心
- 感覚的
- 35歳以下は現在の消費を最大限に楽しむことに重点を置く
- 個人主義
- 年金のような合同運用型商品は個別の商品としてのマーケティングに向かない
- ライフステージの複雑性
- 35歳以下が家族を持ち家を購入するまでに進出の機会がある
- 収入の複雑性
- 35歳以下は高級品を消費し、同時に支払った金額に対する価値を得たいと思っている
- 性別の複雑性
- 年齢の複雑性
付録