ゲノム解析は日本で一時的なブームが起き、テーラーメード医療という言葉を生んだ後、華々しい成果もなく、製薬企業もやむなく事業を縮小しました。しかし、現在に至っては、解析能力が飛躍的に向上し、かつ安価なゲノムシーケンサーの登場で、米欧を中心に装置の積極的な導入が進み、今、新たなゲノム解析・利用研究のブームが巻き起こっています。それは、今後のバイオ産業を変革してしまうパワーを持つ故に、今、眼を離していれば、大きな事業機会を失うことになるでしょう。
当報告書では、世界市場において急速に浮上している次世代ゲノムシーケンシング・システムとサービス開発に関しての調査を行っており、概略下記の構成でお届けします。
エグゼクティブ・サマリー
第1章 ゲノムシーケンシングR&D市場の概要
- 現行、および次世代のゲノムシーケンシングR&Dの概略
- ゲノムシーケンシング装置システム
- バイオインフォマティクス・ソフトウエア
- ゲノムシーケンシング組織
- ITインフラとアプリケーション
- その他
- R&D用の次世代ゲノムシーケンシング・アプリケーション&プロジェクト
- アカデミック・ライフサイエンス・リサーチ・アプリケーション
- 製薬/バイオテクノロジー創薬R&D
- 臨床診断アプリケーションとプロジェクト
- 公衆衛生アプリケーション
- 新興の「コンシューマー・ゲノミクス」アプリケーション
- 農業/獣医学アプリケーション
- 環境(メタゲノミクス)アプリケーション
- その他のアプリケーション
第2章 次世代ゲノムシーケンシング技術開発
- 政府および民間の次世代DNAシーケンシング・イニシャチブ
- 1,000ドルのゲノムシーケンシングを目指すNIHの2004年提案
- 賞金1,000万ドルの「Archron X Prize for Genomics」コンテスト
- 今後の5年間、そしてその後のために開発されている技術
- 短期目標
- 長期目標($1,000 Genome sequencing)
- 10万ドルでゲノムシーケンシングを行なう技術
- Roche/454 Life Sciences, Inc. GS FLXとXLR
- Illumina, Inc.のGenome Analyzer II - 合成によるシーケンシング
- Applied Biosystems Inc.(ABI)のSOLiD - ライゲーション反応によるPolonyシーケンシング
- Danaher Motion Polonator G.007-オープンソースPolonyシーケンシング・システム
- Helicos BioSciences Inc.のHeliScope - 1分子(single-molecule)シーケンシング
- 1,000ドル以下でシーケンシングを可能にする技術
- Pacific Biosciences, Inc.のリアルタイム1分子(single-molecule)シーケンシング
- ZS Geneticsのダイレクト電子顕微鏡シーケンシング
第3章 主要な提携関係、M&A、知的財産権(IP)
- おもな提携とM&A
- 提携とM&A取引のタイプ
- 主要な提携とM&Aのハイライト
- 提携とM&Aのデータ表
- 知的財産権(IP)、ビジネス・デベロップメント&チャレンジ
- シーケンシング技術に関する主要な特許のサマリー
- 知的財産権(IP)の事業価値
- IPチャレンジ
第4章 ワールドワイド次世代ゲノムシーケンシング市場規模と予測
- 市場全体の規模: 2007〜2012年
- 製品とサービス別の市場規模
- 方法論と定義
- 製品&サービス・セグメント別の市場規模
- 製品&サービス・セグメント別のシェア、2008年&2012年
- 主要なアプリケーション・セグメント別の市場規模
- 顧客セグメント別の市場規模
- 世界の地域別の市場規模
第5章 次世代ゲノムシーケンシング製品&サービスにおける企業活動
- 調査共通項目
- コンタクト情報
- 企業形態
- 売上高
- 従業員数
- ベンチャーキャピタルからのファンド額
- 企業概要、技術と主要製品
- 提携、戦略、M&A
- 特許、マイルストーン、資金調達、その他の調査結果
- 次世代コマーシャル・シーケンサー装置(合計4社)
- 次世代シーケンシング(NG Seq.)装置のデベロッパー(合計4社)
- コンシューマー向けゲノミクス・サービス(合計4社)
- コントラクト・ゲノミック・リサーチ・サービス(合計4社)
- ソフトウエア(1社)
第6章 結論と新しいビジネス・チャンス
- 次世代ゲノムシーケンシングの成功または失敗要因
- 35億ドルかかったヒトゲノム・プロジェクトと、13年効果
- 技術の発展は新興の次世代シーケンサーを可能にした
- 政府のテクノロジー・イニシャチブ - 10万ドル・ゲノムと1,000ドル・ゲノム
- 民間のテクノロジー・イニシャチブ - 「X-Prize for Genomics」によって盛り上がる「10,000ドル・ゲノム」達成レース
- 次世代のコマーシャル次世代シーケンシング・プラットフォームを可能にした主要なM&A
- 市場参入の障壁となるチャレンジは増大している
- 次世代シーケンサーは、膨大な量のデータを出力する
- コンシューマーは、パーソナル・ゲノム情報を望んでいる
- 名前が知られた特定個人のゲノムシーケンシング
- 政府規制組織の関与
- 次世代ゲノムシーケンシングのホットな開発分野についての検討
- 次世代シーケンシング・システムは、CEシーケンシングに取って代わり、新しいアプリケーションを可能にする
- 自動試料調整
- 特定遺伝子を標的とする(Targeted)シーケンシング用マイクロアレイ・キャプチャー法フロントエンド
- 大規模な国際シーケンシング・プロジェクトに使われる次世代シーケンシング
- サイエンティストたちは、オーダーメイド医療(personal
medicine)を可能にするため、10万人のゲノムのシーケンシングを行ないたいと考えている。
- 1,000ドル・ゲノム・プロジェクト
- Human Microbiomeプロジェクト
- The Cancer Genome Atlas(米国)
- Wellcome Trust Sanger Instituteの癌ゲノム・プロジェクト
- Yanhuang Project
- 次世代ゲノムシーケンシング・ビジネス分野のチャンスと可能性
- 米国におけるビジネス・チャンスと可能性
- 欧州におけるビジネス・チャンスと可能性
- 日本とアジアにおけるビジネス・チャンスと可能性
第7章 付録