2004年におけるブランド抗うつ薬剤の全世界収益は130億米ドルでしたが、市場にあるほとんどの製品が2006-2010年間で特許満了を迎え、2010年には世界市場の収益は半減するものと予測されます。
医療用薬剤や無線通信等における市場調査を専門としております英国の調査会社 Visiongain
(本社:ロンドン)では、抗うつ剤の世界市場について詳細に調査・分析した調査報告書 "The World Market for
Antidepressants, 2006" を発行いたしました。
当報告書では、収益性の危機にある世界の抗うつ剤市場におけるジェネリック医薬品の脅威、パイプライン、有望な大型新薬、国別市場などについて詳細に調査・分析しながら収益低下を抑制する方法を検討し、概略下記の構成でお届けいたします。
第1章 エグゼクティブサマリー
第2章 イントロダクション
- うつ病の世界的支出
- 世界の抗うつ剤市場の概要
- ジェネリック医薬品の脅威
第3章 疾病背景と治療選択肢
- うつ病の解説
- うつ病のタイプ
- うつ病の原因
- 年齢/性別と抑うつ障害
- うつ病の受容体仮説
- 不安神経症
- うつ病の薬物治療
- 抑うつ剤市場における主要薬剤及びそれらの作用機序
第4章 世界の抗うつ剤市場 (2005-2010)
- 主要抑うつ剤の世界的収益予測
- 薬剤別市場シェア
- 特許問題及びジェネリック医薬品の侵食
- 市場リードのためにはより賢明なマーケティングが必要
- 薬剤処方の心理学
- SSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬) の市場支配率は2010年までに減少
- SSNRI (選択的セロトニン・ ノルエピネフリン再取り込み阻害薬) の市場シェア拡大
- その他の作用機序も市場シェアを獲得するが、新治療法にその座を奪われる可能性がある
- 各SSRIの将来予測
- 安定の座にあるEffexor、しかしCymbaltaからの脅威に直面
- その他抗うつ剤の薬剤クラス
- 次世代治療法によって変動の激しくなる抗うつ剤市場
第5章 国別世界市場
- 米国
- 日本:市場拡大のモデル
- 欧州
- 潜在市場の識別は困難
第6章 抗うつ剤市場における脅威と満たされていない要求
- 抗うつ剤市場のSWOT分析
- 副作用の低減
- 大きな未開発市場である治療抵抗性うつ病 (TRD)
- 薬剤効果までの遅延時間が抑制するコンプライアンス
- うつ病の代替療法がもたらす潜在的脅威と強調される満たされていない要求
- サマリー:新たな抗うつ剤には遅延時間の短縮が必要
第7章 パイプライン分析
- トリプル吸収阻害剤:SSNRIの次の段階
- 5HT拮抗薬/作動薬
- ニューロキニン受容体拮抗薬
- CRF拮抗薬
- 期待の残るその他のアプローチ
- 新たな抗うつ剤の多様で競争力のあるパイプライン
- 満たされていない要求はじきに対処されるか?最有力候補薬はValdoxinとSaradutant
第8章 結論:厳しい収益低下が予測される世界の抗うつ剤市場