2004年、ニッケル市場は堅調な成長を見せ、LME(ロンドン金属取引所)におけるニッケル平均価格は、2003年の1トンあたり9,640米ドルから2004年には13,830米ドルに上昇しています。2005年5月にはLME現物価格で17,650米ドルの最高値をつけましたが、2005年11月には1トンあたり12,000米ドル前後に落ち着いています。世界ではロシアの産出量が依然としてトップで、2004年には世界の産出量の20%、精錬ニッケルの21%を占めています。近年における供給サイドでの主要な変化では、IncoによるFalconbridgeの買収計画が挙げられるでしょう。株主からの承諾と関連機関の承認を得られれば、Incoは世界最大のニッケル生産企業となり、炭鉱会社としては世界で6番目の規模となります。
世界の金属及び鉱物の産業に関する調査とコンサルティングを専門としております英国の調査会社Roskill Information
Services,
Ltd.(本社:ロンドン)では、全世界におけるニッケルの生産量、消費量及びその市場などについて包括的に分析調査をした英文調査報告書"The Economics of Nickel"を発行いたしました。
当報告書では、世界のニッケルの市場を対象に、生産、消費、末端利用市場、貿易、価格設定の側面から主要動向や課題、進展について調査・分析し、概略下記の構成でお届けいたします。
第1章 イントロダクション
第2章 ニッケルについての歴史、性質、産出量および資源
第3章 ニッケルの採鉱、加工および精製
第4章 世界のニッケルの産出量および供給量に関するデータ
第5章 国別に見た探鉱、採鉱および精製
第6章 ニッケルの消費
第7章 ニッケルの利用
第8章 ニッケルの貿易
第9章 マーケティングと価格